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「エイプリルの七面鳥」
泣いた。
なんか泣くような始まりじゃない映画で泣くと、こう・・・お腹が熱くなりますな。
不良娘で家族の鼻つまみモンのエイプリルが、感謝祭の七面鳥を焼くお話な んだけどね。
黒人の彼とバリバリのスラム街に住んでるピアス&タトゥーのエイプリルが、パ パとママと 弟と妹とおばあちゃんを、感謝祭に招待するってところからお話はスタートしま す。
ロードムーヴィは数々観たけど、家族が一個連隊でのロードものは初めてで、面 白かったな。
移動しながら家族の色んな事が徐々に明かされていくんだけど、別におおげさな エピソード があるわけでもなく、実に自然にこの家族のことが判っていく過程が、好感がも てたし、 入り込めたかな? まぁ、ちょっぴり深刻な問題も抱えてるんだけど、ね。
肝心のエイプリルの七面鳥が・・・これまたドタバタもんで、イイ味だしてます 。
感謝祭って、日本じゃ全然ピンとこないけど、まぁお正月のおせち料理と思えば 、なんで こんなにガンバルのか!がわかるかな。
親って、なんだろうね〜。家族って、なんだろうね〜。
おばあちゃんの一言が、かなりグッときたかな。さらっと言うのが年の功だね。
笑える話と思って観たんだけど、、、笑って、泣けてじんわりする映画でした。
(レビュー:親から勘当中の林太郎M.K.)
(2003年 アメリカ/80分)
監督:ピーター・ヘッジズ/出演:ケーティ・ホームズ、パトリシア・クラークソン、デレク・ルーク、アリソン・ピル、ジョン・ギャラガーJr、アリス・ドルモンド、オリバー・ブラット/
ぼくセザール10歳半 1m39cm
ぼくセザール10歳半、1m39cm。ちょっとだけ太めの男の子。
って、主人公セザールの一夏で経験した恋と友情と冒険のお話し。何がいいって主人公セザールのキャラがたってます。
かわいくってかわいくって抱きしめたくなるのです。10歳って子供だけど子供あつかいされたくなくって、恋と言うにはまだまだ淡く、一緒に手をつないで帰るだけでも幸せ。
この映画を観ながら、忘れていたものがふっと思い出されました。
子供の目線でのカメラワークなど、自分も子供目線でみれる映画でした。
ちびだけどバカにすんな!最後にはびっくりするぐらい成長したセザールに出会えます。 しかし、観ていてどーしてもセザールが某バンドのボーカルとかぶってみえて私的に二度おもしろい作品でした。
(レビュー:ちこ)
(2003年・フランス)
監督: リシャール・ベリ 脚本: リシャール・ベリ 出演: ジュール・シトリュク , マリア・ド・メデイルシュ , ジャン=フィリップ・エコフェ , アンナ・カリーナ
珈琲時光

珈琲時光とは、“珈琲をあじわう時のように気持ちを落ち着け心をリセットし、これからのことを見つめるためのひととき”という意味らしい。
話全体で言うと、何か大きな事件がおこるわけでもなく、只々坦々と時は過ぎていく。
それでいいと思う。侯孝賢の描き出すやわらかいトーンの映像がなんだか懐かしい感じさえ思わせる。
主人公の陽子(一青窈)は妊娠三ヶ月。台湾人との彼との間に出来た子だ。彼にはまだその事を言ってない。
シングルマザーの道を選んだから。
肇(浅野忠信)は陽子の親友だ。陽子が資料を探すのに神保町に通っている時に仲良くなった。二人の関係はとっても微妙でつかず離れず、でもとても大切な関係。
ある日、肇は陽子から妊娠していると告げられる。動揺しながらも陽子の事が好きで心配でほっとけない。不器用だな…。不器用だけどやさしい。
劇中、陽子と両親がただひたすら無言で3人ならんで蕎麦をすするシーンや、疲れて電車で眠ってしまった陽子を偶然乗り合わせた肇がやさしく見つめるシーンとか、言葉はなくても十分つたわる。
脇を固める俳優人たちもすばらしい!特に余貴美子の付かずはなれず(でも現実的に一番子供の事を心配している)の演技がすばらしい!
肇と陽子の関係がめちゃめちゃうらやましい!はぁ…。久々にゆったりとほっかりとした映画だった。

(レビュー:ちこ)
(2003年・日本)
監督:侯孝賢  出演:一青窈、浅野忠信、余貴美子 その他
 
ポビーとディンガン

オパールを掘ってひとやま当てようと夢中なパパ、そんなパパ をやさしく見守るママ。
11歳のお兄ちゃんアシュモルと9歳の妹ケリーアン 一見ふつ うの家族なのだけど、ちょっと違うのは、妹のケリーアンには[ イマジナリーフレンド]つまり空想上の友達がいるってこと。
名前は[ポビー]と[ディンガン]。。。
[ポビー]は男の子、怖がりですごく照れ屋、ヘアスタイルはパ ンク風で夜でもサングラスをかけている、ヒーロー気取りで赤 いマントを着ているけど実はイジメられない為でもある。
[ディンガン]は女の子、頭がよくて美人だけどすごくシャイ、 背が高くて、金髪の長い髪を左右に分けて編んでいる、オヘソ には緑や赤に光るオパールをはめ込んでいる。
ケリーアンは彼らが大好き、いつも一緒。なのにある日、彼ら がいなくなっちゃった。
家族からすればもともと存在しないんだから、どうってことは ないけど、ケリーアンにとっては一大事、その夜、彼らがいな くなったと思われるオパールの採掘場にパパと探しにいくんだ けど、そこで変な誤解が生じ、パパは泥棒よばわりされるはめに。
もともと、ケリーアンのことを変な目で見てた街の人達は、パ パの泥棒疑惑のせいでとうとう嫌がらせを始めだした。ママは パートをくびになるし、大事な友達を見失ったままのケリーア ンは日に日に弱って行き、ついには病気になってしまう。。。 ここでなんとかしたいアシュモルは[ポビーとディンガン]の捜 索活動を始めます。今まで、みんなと同様その存在を信じてな かった彼は、自分が信じてあげることで妹も元気になるんじゃ ないかって思うんです。つまり自分が(自分たちが)妹のことを 信じず、ポビーとディンガンの存在をおざなりにしてたことが 妹の病気を始め色んなイヤな事の発端になったんじゃないかっ て事に、彼は無意識に気付いたんだと思います。そしてその思 いは大勢のオトナ達のココロを動かすのです。
弱りきったケリーアンとママに、パパが「お前達だってがんば れば、友達ももっと出来て、ケリーアンだって空想の友達なん か作らずに済んだんだ」って言うシーンがあります。
ママがこう返します「あなただって、いつかオパールを掘り当 てるなんて空想みたいなことを言ってるじゃないの」そう、オ トナだって多かれ少なかれ空想の世界を持ってるんです。
これを読んで下さっている皆さんは空想の世界や夢を持ってま すか? 夢や空想は他人には見えなくてもその人には見えます 。でも、それを信じてくれるひとが他にもいれば、夢や空想も 共有できます。つまり共有する人達にとって、それはれっきと した現実で、なおかつとても大切なものなのだと思うんです。
サン・デグジュペリの「星の王子様」を読んだことのある方は おわかりになるでしょうか。こんな一節がパンフレットのなか で挙げられていたので、最後に紹介させてもらいます。

「いちばん大切なものは目に見えないんだ」 いちばん大切な
ものってなんでしょうね

(レビュー:Hino)

(2005年 イギリス・オーストラリア合作)
監督:ピーター・カッタネオ 
原作・脚本:ベン・ライス
 
 
 
 
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